美味しいリンゴの保存方法とは水分を逃さない
りんごは乾燥に弱いくだものです。水分が失われると美味しさも失われて食味が格段に落ちてしまいます。保存方法で大切なのは温度管理と水分の管理です。温度は通常は常温でいいのですが、暖房のきいた部屋は温度が高く乾燥もしていますから避けた方がいいでしょう。短期間の保管でしたら冷暗所もしくは冷蔵庫の野菜室にいれてください。
リンゴは美味しさを保つために乾燥を防ぐことを目的に、ポリ袋に入れて冷蔵します。りんごは、熟成を促進するエチレンを多く放出するので、ほかのくだものと分けて貯蔵しましょう。一緒にすると他の果物に影響を及ぼして熟期を早めてしまうことになります。
りんごの保存で大事なのは水分を保持することです。本来、水分の蒸発を防ぐためポリ袋に入れて密封し、冷蔵庫または温度差のない涼しい冷暗所で保存します。長期の保存時は低温かつ高湿度に保つのがポイントです。一般の家庭用冷蔵庫ではそれほど日持ちしないので早めに食べて下さい。
面倒ですがりんごを1個ずつ新聞紙などの柔らかめの紙で包んでからポリ袋に入れると温度変化と湿度変化をやさしく緩和してくれます。また新聞紙が湿度調節の役目をしてくれるので、より美味しさが長持ちするようです。

りんごは水分が命。できれば新聞紙などの吸湿性のある紙に包むと水分調整ができさらに保存性が上ります
りんごのエチレンはほかの果物の追熟に影響があります
りんごを保存する際、忘れてならないことは、りんごは植物ホルモンのエチレンを発するため、他の果物や野菜と一緒に保存するとそれらの成熟を促してしまいます。そのため冷蔵庫に入れる際は必ずラップまたはポリ袋に入れるなどしてください。ダンボール箱で保存する際も、お互いのエチレンで成熟が進むので、個別に新聞紙で包んで、ポリ袋に入れておくとよいでしょう。
特に同じ時期に出回るラフランスなどの西洋なしは熟度がすすみますから気を付けましょう。特にメロンは同じ冷蔵庫内にいっしょに入れるとメロンの熟度が一気に進むことがありますから注意が必要です。
その他に、エチレンが影響して熟期が早まるくだものにはプルーン、プラム、キウイフルーツなどがあります。このりんごのエチレンを利用して熟成に時間のかかるキウイフルーツは追熟期にあえてりんごを一緒にすることで熟成期間の短縮と食味の向上に利用しているようです。
りんごを使うとラフランスなどの西洋なしの熟度が早まります
またりんごのエチレンを利用した方法として、まだ固い西洋なし(ラフランス)の熟度を早めたいときはりんごを使ってエチレンを発生させ熟成を早めます。リンゴと洋梨(ラフランスも同様)を一緒にポリ袋に入れて常温の部屋に置くことで洋梨の熟度がかなり早まります。
リンゴは自らエチレンを発生させますからその刺激によって洋梨の追熟がかなり効果的に現れて早まります。目のとどくところに置いて注意しながら食べごろをチェックするよう気をつけましょう。
完熟したものは、ポリ袋に入れるなどして乾燥しないように注意して冷蔵庫の野菜室に入れます。洋梨(ラフランス)は完熟すると日持ちしないので早めに食べましょう。
りんごの簡単な保存方法とは まとめ
りんごの保存で大事なのは水分を保持することです。水分の蒸発を防ぐためポリ袋に入れて密封し、冷蔵庫または温度差のない涼しい冷暗所で保存します。保存時は低温かつ高湿度に保つのがポイントです。一般の家庭用冷蔵庫ではそれほど日持ちしないので早めに食べて下さい。
面倒ですがりんごを1個ずつ新聞紙などの柔らかめの紙で包んでからポリ袋に入れると新聞紙が湿度調節の緩和の役目をしてくれより美味しさが長持ちするようです。